痴漢やひったくりを避けるために~エレベーター使用時に心がけたい防犯対策

エレベーター使用時の注意点として痴漢や猥褻行為、ひったくり被害を回避する防犯対策を紹介しています。女性や子供はもちろん、男性の方も覚えておくと便利な情報が盛り沢山なので、エレベーターの使用頻度が高い人は必ず目を通してください。

エレベーター使用時の注意点

エレベーターの中に潜む不審者

エレベーターは密室空間となり、女性を狙った痴漢や猥褻行為の犯罪被害が後を絶ちません
階段を使わずに移動できる便利なツールですが、エレベーターを使用する際は高い防犯意識を持つようにしましょう。

 

エレベーター使用時の注意点をまとめましたので、女性や子供はもちろん男性の方もチェックしてみてください。
昨今は不審者やヒッタクリ・傷害などの無差別犯行をする犯罪が増えているので、エレベーターを安全に乗る方法を覚えておくと、いざという時に役立ちます。

 

 

不安を感じたらボタン前に陣取る

安全にエレベータを利用するためには、見知らぬ人や不審に感じる人と一緒にエレベーターに乗らないことが理想です。
回避をできるのであれば、極力危険な状況下でエレベーターに乗らないようにしましょう。

 

しかし、エレベーターは不特定多数の人と相乗りするのが基本で、他の人がエレベーターに乗ろうとしたことを理由に乗るのを取りやめる行為も失礼です。
また、エレベーターの密室犯罪をしようとする不審者は、エレベーターが閉まる直前に乗ってくるものなので、不安を感じる人と相乗りしない状況を100%作るのは困難です。

 

乗ったエレベータが閉まって、不安を感じる人と2人きりになったら、ボタンの前に陣取ってください
エレベーターのボタンには緊急通話ボタンが付いているので、何かあった際にすぐにボタンを押せます。
犯罪者もこうした機能を理解していて、ボタンの前に陣取っている時点で警戒するため、犯罪被害に遭うリスクを軽減できます。

 

 

防犯カメラがあれば安心?

商業ビルやオフィスビルのエレベーターの大半には防犯カメラが付いています。
そして、マンションなど限られた人しか乗らないエレベーターは防犯カメラがないケースが多いです。

エレベーターの防犯カメラはどれくらい安心できる?

 

防犯カメラはないよりもあった方が安心ですが、防犯カメラに犯行が映っていたとしても、犯人に前科がなければ検挙に繋がらないことが多いです。
不特定多数の人が乗るエレベータの場合は防犯カメラが付いていても安心できないので注意しましょう。

 

マンションの住人やオフィスビルに勤務している人しか使わない環境のエレベーターでカメラが付いていれば、比較的安全な環境だと言えます。

 

 

防犯グッズを用意しておく

エレベーターでの密室犯罪を回避するのは、夜道の1人歩きで不審者に襲われるのを回避するくらい難しいです。
夜道や人通りの少ない道を歩くな!…と言われれば困難な人が多いように、エレベーターを使わない生活が難しい方も多いでしょう。

 

エレベーターに乗る機会が多い人は、どこでも使える防犯グッズを用意しておくと安心です。
主に防犯ブザーと催涙スプレーで、何かあった時は防犯ブザーで音を出して助けを求めるか、催涙スプレーで反撃しましょう。
エレベーターの密室時間は数十秒程度なので、防犯グッズで応戦すれば犯人を捕まえられる可能性が高いです。

 

防犯ブザーの場合、エレベーターの中で鳴らしても意味がないように感じますが、大音量のブザーが鳴っていれば、エレベーターのドアが開く階で待っている人が、ドアが開く前に何かあったと気付いてくれます。
ブザーが鳴っている中でドアが開いた瞬間に不審者が飛び出せば、他の人が取り押さえてくれる可能性が高まるでしょう。

 

エレベーターでの犯罪で多いのは痴漢や猥褻行為、ひったくりで、犯人は基本的にドアが開いた瞬間にダッシュで逃げようとしてきます。
催涙スプレーで応戦すれば、犯人がダッシュで逃げられない環境になるので、ドアが開いたら大声を出して周囲の人に助けを求めて犯人を捕まえましょう。

 

エレベーターを乗る機会が多い人は防犯グッズを常備し、不安を感じた時点ですぐに防犯グッズを使える準備をしておくのが理想的な対処法です。

 

⇒女性が取り組みたい防犯対策についてはこちら