防犯対策を考える時には、個人情報の管理も重要です。
個人情報を守る方法としては、信頼できない怪しい業者に個人情報を伝えないようにしたり、スマホやパソコンなどのIT機器のセキュリティをしっかりさせる方法などがあります。
しかし、地域密着型の凶悪犯はもっと原始的な方法で個人情報を入手するケースもあります。
その代表事例がゴミに紛れ込んだ個人情報です。
ゴミに入れられる個人情報は、名前や住所・電話番号だけではなく、お金が絡んでくる情報も多いので注意が必要です。
カードの明細は、郵送されてくると内容をチェックしてそのままゴミ箱に捨てる人が多いです。
しかし、お金の使用履歴はその人のステータスを判断する為の材料になります。
泥棒などは、お金を持っていない家は狙いません。事前にカード明細のゴミをチェックしてお金を使っている人なのかをチェックして狙われる事もあるので注意しましょう。
電気・ガス・水道などの各種光熱費の明細は、
その家の生活リズムや居住者の数の目安まで分かってしまいます。
特に電気代は多ければ、ある程度お金に余裕がある家だと思われてしまいますし、少ない場合は、家をあけている時間が多いなど、犯行の為の手がかりを与えてしまいます。
料金をチェックしたらすぐにゴミ箱に捨てるなど、安易な気持ちで管理しないようにしましょう。
購入したり、アンケートに記入した事で送られてくるダイレクトメールは封筒だけでも居住者のステータスを与えるヒントになってしまいます。
ブランド物や高級外車のダイレクトメールなどが入っていれば、お金持ちだと思われますし、証券会社など投資商品の封筒が入っていれば、儲け話に騙されやすい人だと思われ狙われる可能性があります。
ポイントになってくるのは、
チラシではなく、個人名宛に送られてきた封筒が付いているかです。
個人情報がほとんど書いていないものだからといって簡単に捨ててしまうと、ゴミ袋を触って、あさらなくても重要な情報を与えてしまう事になるので注意が必要です。
個人情報を守る為のゴミの管理は、一番無難で定番なのはシュレッダーの利用です。
家庭式の小型のモノや、シュレッダー代わりになるハサミなど、お手軽な対策グッズも多数あります。
最低限、使用料金などお金の事が記載されている書類だけでも、シュレッダーで細かくして、DMの封筒などはゴミ袋の外側にいかないように心がけるだけでも効果があります。
集合住宅や、ゴミ出しが個別ではなく、集積場を利用している地域は、ゴミ袋から、管理が甘そうな家をピックアップして、ゴミを持ち帰って情報収集されるなどのリスクがあります。
無防備な状態でゴミを出さないように気をつけましょう。