空き巣などの泥棒が侵入口として利用する事が最も多いとされているのは窓です。
特に戸建て住宅の場合は、窓からの侵入が全体の7割程になっていると言われています。
どれだけ玄関周りの防犯対策を強化しても、窓が無防備な状態であれば意味がありません。
窓周辺の防犯対策は最も重要なポイントになります。
窓からの侵入の場合、ガラスを全て割って侵入する事はほとんどなく、手が入る最低限の穴をあけて、そこから内側の鍵を回して開ける方法が取られています。
窓の鍵は、クレセントと呼ばれる三日月状のレバーのような家が多いです。
これは昔の住宅でも、最近の住宅でも共通しているケースが多いです。
簡単なレバー操作で鍵を開ける事ができることも窓からの侵入が多い理由です。
「100円均一で揃える防犯グッズ」のページでも紹介していますが、窓の防犯グッズは、数百円程度で安く買える物も多数あります。
オススメは、窓ガラスを割れにくくする防犯強化フィルムや、サッシ用の補助ロック、防犯ステッカーなどです。
窓からの侵入は、窓を割る事が必須条件になります。
100円均一などで売られている防犯用のガラス強化フィルムでも充分な効果が期待できます。
更にワンランク上の対策を考えるのであれば、同等のガラス強化フィルムをホームセンターや鍵屋など防犯専門店で質の高い商品を購入すれば、効果も見栄えもアップします。
相場としては、窓ガラス1枚に付き500円~3,000円程度あれば、信頼性が高いフィルムを買う事ができます。
長く住む家だから徹底的にガラスを見栄え良く強化したいという事なら、防犯強化ガラスを導入する事もオススメです。
費用としてはガラス1枚につき、6~8万円しますが、子供のボール遊びや台風などでガラスが割れるリスクも緩和できます。
窓ガラスの強化は、家の中への侵入は防ぐ事ができても、侵入未遂を防ぐ効果は少ないです。
家の中に侵入する事は防げても、ハンマーで窓ガラスを叩かれてヒビが入ってしまうと大きな損失になります。
犯罪を未然に防ぐという観点から、ガラスの対策だけではなく、ガラスを割ろうとする行為を未然に防ぐ事が必要です。
外側からでも見やすい場所に補助ロックを付けておいたり、防犯対策をしているステッカーを貼っておく事も効果的です。
ベランダや庭などの場合は、ビー玉やマキビシをまいたり、庭に侵入できる入口はしっかり防犯対策を講じるなど、初歩的な防犯対策でも犯行自体を未然に防ぐ事ができます。