外出中に尾行されたり、不審なメールが大量に届いたりといったことに心当たりがあれば、ストーカーの被害に遭っているかもしれません。
ストーカーはさまざまな手口で嫌がらせをおこない、中には家に侵入してくる悪質なケースもあります。
有効な防犯対策には、どんなものがあるのでしょうか?
今回は、ストーカーに対する防犯対策を解説します。
ストーカーは、ターゲットの生活パターンを把握しようと試みます。
自宅が知られてしまっている場合、部屋の電気がついていると在宅しているかどうかが悟られてしまい危険です。
そんなときに有効なのが、遮光カーテンやプログラムタイマーです。
遮光カーテンは外に光が漏れるのを防いでくれるだけでなく、外から中の様子を観察しにくいメリットがあります。
プログラムタイマーは、照明器具やテレビの電源を指定した時間に入り切りしてくれる便利なアイテムです。
毎日ランダムに時間をずらす設定をしておけば、不在時に在宅を装うことができます。
防犯カメラは、ストーカーの姿を録画して証拠にできることはもちろん、設置しているだけで抑止力になります。
しかし、設置費用と本体価格でやや高額になってしまう点がデメリット。
防犯カメラの費用面が気になる方におすすめなのが、ダミーカメラです。
ダミーカメラは録画機能のついていない防犯カメラで、比較的安価で取り付けができます。
相手には録画しているかどうかはわからないため、ダミーカメラでも効果は十分です。
また、安価でできる防犯対策として、人感センサーライトもおすすめ。
犯人を光で牽制する効果や、人の存在を近隣住民や通行人に知らせる効果が期待できます。
ストーカーの存在を感じたら、盗聴器が取り付けられている可能性も疑ってみましょう。
昨今、盗聴器は超小型のタイプやコンセントを模したものなど、どんどん進化しています。
自分で見つけるのは非常に困難ですが、専門家に頼むと高額になってしまいます。
自分で盗聴器を探したい場合におすすめなのが、盗聴器発見器です。
盗聴器発見器は1000円~1万円程度で購入でき、繰り返し使える便利なアイテム。
盗聴器発見器を使い、もし盗聴器を発見した場合は、すみやかに警察に届け出ましょう。
補助鍵とは、メインの鍵のほかにもう1つ取り付ける補助的な鍵のことを指します。
これを取り付けておけば、仮に窓を割られたり玄関をピッキングされたりしたとしても、犯人の侵入を防ぐことができます。
また、侵入に時間をかけることで、ストーカーに犯行を諦めさせられる点でとても有効です。
商品は、ホームセンターなどで探すとすぐに見つけられます。
それほど手間と費用をかけずにできる防犯対策といえるでしょう。
最悪の場合、在宅中にストーカーが家に侵入してくる可能性もゼロではありません。
そんなときに備えて携帯しておきたいのが、催涙スプレーです。
犯人に対抗する術として、スタンガンや警棒なども挙げられますが、これらは相手に命中させるのが難しい点が難点。
ストーカーに奪われてしまえば、逆にこちらが攻撃の対象となってしまいます。
その点催涙スプレーであれば、軽い力でも相手を牽制することができるためおすすめです。
できれば家の中でも、すぐに取り出せるよう携帯しておきましょう。
怨恨や恋愛感情など、さまざまな理由からストーカーは行為におよびます。
もし存在を感じたら、いち早く対策して犯罪を未然に防ぎましょう。
また、今回紹介した防犯対策は、ストーカーだけでなく空き巣や強盗にも有効です。
自分には関係ないからと軽く考えることなく、防犯意識を高めるためにもぜひ参考にしてください。